一華会の規約の中に『大楽華雪先生を師とする門流弟徒のすべてをもって組織する。なお、その目的は、不易と創造とを同時に兼ね備えつつ、今日の文明体系の中に生き抜ける新しい書藝術を求めて、師大楽華雪先生の指導のもとに広く同志を全国に求め、相研鑽することである。その目的を達成するため、各種展覧会の開催、各種研修会、講演会の開催等の事業を行なうものである。』と記されています。
大楽華雪先生は常日頃から会員に向けて『書は、その時代と共に新しくあらねばならない。』また、『書を真に現代芸術として確立したい』とのメッセージを言葉だけではなく、その姿、その作品を通して訴えています。
初心の会員に対しては書道技術の向上をはかることはもちろんのこととして、楽しく書に親しみ、また自分の思いを筆を通して表現できるようにと働きかけています。またその発信・発表の場として『一華会展』などの展覧会を開催しています。
その『一華会展』においては同人・審査会員などの幹部会員に対しては『書の幅・表現の幅』を更に広げていくために、『前衛書』『漢字・かな』『調和体・詩文書』『一字書・篆刻・刻字』の各部門を一年ごとに指定出品することを義務付けています。
『書の持つ魅力を一人でも多くの方と分かち合いたい。』と一華会では考えています。